奈良時代より続く萩の寺1300年の歴史に培われた、
正式な伝統に則った納骨・永代供養が営まれます。
現代の日本は、少子化や信仰離れ等の理由により、お墓の承継やご先祖供養の相続が難しくなる例が少なからず起こっています。また、かけがえのない大切な方に対するお供養が自らの死後途絶えてしまうことや、さらには自分自身の人生終焉の安息についても悩みを持つ方が増えてきています。そこで現在注目されているのが納骨にともない「永代供養」するという方法です。
もともと本来の意味としての永代供養とは、33回忌や50回忌という一つのお供養ごとの区切りに際し、それ以後の追善供養をお寺に任せることを言いました。
これに対して現代一般に言われる「永代供養」は、33 回忌や50回忌にこだわりません。普段お供養しているご先祖様や、近く失われた尊い生命(いのち)に対するお供養の継続が将来的に難しいと思われる場合に、そのお供養を今現在からお寺にお願いしておくことを言います。
具体的には、お寺に故人様のご遺骨を納骨し、魂を宿すお位牌を建てて、その護持管理を依頼します。さらに、毎年のお盆やお彼岸、ご命日等にそのお供養を永代にわたり営んでもらいます。時代の変遷と共に多様化する環境に対応して行われ始めた、新しいお供養の方法とされます。
萩の寺ではこの「納骨」と「永代供養」を、現代社会に求められる人生の安心と幸せの終着点として、大変重要なお供養であると考えています。なぜなら、古来より私たちの幸せは、刹那的ではない、その「いのち」と「こころ」の連続性に宿るからです。その意味もふまえ、私たちはこの何よりも大切な「納骨」と「永代供養」を、決して間違った形で営んではなりません。「お供養の様式」に挙げさせていただいた特徴を生かし、昔ながらに僧侶がお一人お一人と交流を持つことを大事にして、古来より伝わり伝統的に正しいとされるお供養を、将来にわたって永代に続けてまいります。
萩の寺では、皆様方の心の安寧を見守りつつ、まず50年間のお供養を勤め上げさせていただきます。また、それ以降も故人様のお名前を記した「永代祠堂霊名簿(過去帳)」により、永代にお祀りさせていただきます。この過去帳があることが、「永代供養」の“永代”たるゆえんです。
お申し込みの皆様方には心からの安心を感じていただけるものと自負いたしております。皆様方がご結縁くださることを、心よりお待ち申し上げております。
合掌
東光院 萩の寺